母との時間
- 理事長ブログ
人生の最終段階となった母。
「最期は医療的ケアがうけられる場所」を希望していた母が、
2泊の入院で自宅に戻ることになりました。
あの日から3ヶ月余り、自宅で仕事をしながら母との時間が始まりました。
2週間に1度の通院の帰り道、「私には子どもがいるんですが、
〇〇さん(姉の名前)と、確かもう一人……ひろし?でしたっけ?」
と私(ひろみ)に聞いてきました。(想定内の私の存在の薄さ)
ある時は、仕事から帰宅した家族に「この人は、私の面倒をみてくれる人です」と
紹介したり……今では、「ひろみさんは、どこ?」と私に聞いてくるので、
一か八か「ここだよ」と言ってみると、けげんな顔をして目をそらしてしまう……。
いったい母にとっての「ひろみさん」は、どんな時の私なんでしょう?
(それとも、私じゃないのかな?)
姉弟・友人・母とずっと一緒に仕事をしてきた大切な人たちが、
母との思い出を懐かしみ、語りかけてくださる貴重な時間。
私としては、残りの時間が少なくなった母の「お世話する人」に徹することで、
母や大切な人たちにいい時間を過ごしてもらえたら幸せです。
仕事と介護の両立を実現させてくれた、職場のみなさん!ありがとう!